2023年、ビジネス関連のキーワードで最も話題になったものは、おそらく「ChatGPT」ではないでしょうか。
今回の記事では、ChatGPTを営業やマーケティング等で活用する際のポイントについてご紹介します。
ChatGPTで「商談数」を最大化できる!?
ChatGPTをビジネスにおいて活用する最も大きなメリットは、「商談の数をとにかく多くこなせるようになる」ということです。
「商談の数をこなす」ことは、営業において非常に重要です。
アメリカにおける営業に関する論文やデータ等を参照しても、
結局のところ「営業は、数を打ってナンボ」であることがデータとしても証明されているのです。
「数を打ってナンボ」ということは、営業だけではなく広告・マーケティング・採用等の活動にも共通しています。
数を多く打つと露出量が増え、露出量が多いとそれだけお客様と接触する機会も増えます。
接触量が多ければ多いほど、広告・マーケティング・採用といった分野は効果に繋がりやすいです。
そもそも、ChatGPTに限らず何か新しいテクノロジーが出てきた時に、
営業的な視点としては「その新しいテクノロジーで、どれだけ商談数をこなせるか?商談数の増加に貢献できるか?」という点を考えることが重要です。
文章は全てChatGPTに作らせよう - 具体的なシチュエーション
では、「ChatGPTを活用して商談数をこなす」とは具体的に何をすれば良いのでしょうか。
答えはシンプルで、「メール・電話・資料作成を全てChatGPTにやらせる」ということです。
もちろん、ゼロから作るところを全てChatGPTに任せるのは難しいでしょう。
ChatGPTは、世の中の情報を組み合わせて文章を作成したり、
アウトプットをしてくれるツールですので、そもそも0→1の提案は得意とはしていません。
0→1の提案を考えることは、基本的に人がやるほうが良いでしょう。
しかしながら、1→10の部分については、ChatGPTは大いに強みを発揮します。
もう少し具体的な例で言えば、ビジネスメールは全てChatGPTに書かせたほうが早いでしょう。
手始めに、伝えたいことを箇条書きで書き出してみるところから始めてみてください。
営業提案をするときに、下記のようなシチュエーションがあるとします。
・来週までにA社に見積もりを提示するが、合わせて提案資料も提出する。
・提案資料においてはXXという話と、YYという話を盛り込む必要がある。
・上記の話をする上で、A社とNDAを締結したい。
・NDA締結のために、A社のBさんにメールでNDAの確認依頼をする必要がある
これらをビジネスメールとしてイチから全て書き出すのは非常に面倒臭いと感じるのでは無いでしょうか。
代わりに、こういった情報を全てChatGPTに「A社のBさん宛の提案メールを書いてください」と投げると、一瞬でメール文案を作ってくれます。
ChatGPTを使うことで、メール作成にかけていた時間が限りなくゼロに近づきます。
他のシチュエーションも考えてみましょう。
メールを送る際、特に気を遣う必要があるケースは、「目上の方にメールを送る時」ではないでしょうか。
多少回りくどく、かしこまった口調で書かないといけない場合、
それもChatGPTに「ちょっと堅めの文でお願いします」と投げると一発でメール文案を生成してくれます。
逆にフランクな関係の方には、「仲が良い方向けの表現でお願いします」と投げれば、こちらも一発です。
「こういう人向けに、こういう内容でお願いします」という命令を投げておけば、
メールを書くのはChatGPTで完結してしまうのです。
ChatGPTが書いてくれたメール文案をコピー&ペーストして送るだけで、営業の生産性は格段に向上します。
極端に聞こえるかもしれませんが、
何か文章を書く場合は、基本全て削ってしまう、くらいの心構えでいると良いでしょう。
メール作成業務がなくなれば、16%分の時間を使えるようになる
一般社団法人日本ビジネスメール協会という団体をご存じでしょうか。
この団体によれば、ビジネスパーソンは1日平均で「81分」、
ビジネスメールを書くために時間を使っているというデータがあります。
1日「81分」は大したことない、と思われるかもしれませんが、実は馬鹿になりません。
1日8時間労働とすると「16%」をメールを書く作業に使っている計算になるのです。
メールを書く作業をChatGPTに任せることで、
単純計算で自分の時間を「16%」増やすことができる=16%分、売り上げを上げる作業に費やすことができます。
今回はChatGPTを中心にご紹介しましたが、
営業生産性を上げる為のテクノロジー活用は、まさにopenpageが得意としている分野です。
「営業活動をデジタル化したい」
「営業DXをやり遂げたい」という企業様があれば、いつでも弊社にご相談いただければ幸いです。