米国のカスタマーサクセスをリードするSuccess COACHINGが、2024年のカスタマーサクセス予測を発信しています。
https://successcoaching.co/blog/9-predictions-for-customer-success-in-2024
以下は、記事の要点をまとめたものです。
1.2023年のカスタマーサクセスの現状
- AI・自動化などの技術的進歩が業界のトレンドを形成
- カスタマーエクスペリエンスが最優先事項に
- CSチームの指標の重点が解約率改善、更新、拡大収益にシフト
1.2024年のカスタマーサクセスの予測
2.1 AI・自動化の普及拡大
- AIと自動化がカスタマーサクセスでさらに重要な役割を果たす生成AIが日常的な顧客活動で実用的になる
2.2 更新を超えた領域への注力
- 顧客拡大活動とアドボカシーにフォーカスが移行
- リニューアルだけでなく、ロイヤルティの獲得が目標に
2.3 拡大とロイヤルティ推進のための新スキル習得
- CSMチームは追加の商業的責任を引き受ける必要がある
- 新しいスキルを身につけ、関係構築に自信を持つ
2.4 CSテックスタックへの投資増加
- 人員削減から、テックスタック強化に予算がシフト
- 顧客インテリジェンスを活用し、企業の成長を加速
2.5 スケーリングの優先度上昇
- 効率的なスケーリングがこれまで以上に重要に
2.6 部門間連携の改善
- カスタマーマーケティングとカスタマーサクセスの関係強化
- 各部門がKPIを共有し、顧客中心の取り組みに貢献
2.7 質の高い顧客成果への注目
- 検証された顧客成果が焦点に
2.8 リーダーシップの役割拡大
- 多くのCSリーダーが昇進し、リーダーシップの役割を担う
2.9 CSテックツールが業界の形成に寄与
- データ分析の深化とCSチームの効率化を促進するツールが登場
▼藤島コメント
2023年に、カスタマーサクセスの売上注力の方向性は固まりましたが、2024年はさらに一歩、論点が深まってるように思えます。
例えば…
- 生成AIを活用して生産性を上げる
- 契約更新だけでなく、拡大やアドボカシーまで見据える
- カスタマーサクセスの営業スキルの獲得
- 人員削減フェーズは終わり、テック投資強化へ
- マーケティングと連携して顧客視点のコミュニケーションを強化
- ツールによるデータ分析、CSチーム効率化
特に、まだまだ苦戦しているように思えるのは、カスタマーサクセス部門における営業能力の獲得やテクノロジー導入です。
最新のカスタマーサクセス組織を作るには、openpageにご相談ください。