デジタルセールスルーム(DSR)7つの導入メリットと事例を解説

  • 公開日:2024年10月9日(水)

デジタルセールスルーム(DSR)とは

デジタルセールスルーム(DSR)は、営業がお客様に提案するためのサイトシステムです。openpageは2020年よりDSRのサービス提供を開始し、日本の多くの企業に導入されているデジタルセールスルーム(DSR)のベンダーです。先駆者として多くのノウハウを蓄積しています。

とはいえ、デジタルセールスルーム(DSR)は新しいカテゴリの製品なので、どのような導入メリットがあるかについてまだ知らない人も多いのが現状です。そこで本記事では、デジタルセールスルーム(DSR)を導入することで得られる7つのメリットを、実際の事例とともに詳しく解説していきます。デジタルセールスルーム(DSR)の導入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

デジタルセールスルーム(DSR)の導入メリット①受注率の向上

デジタルセールスルーム(DSR)では、デジタル上で営業の提案を組み立てることができます。提案内容がデジタルにまとまっているため、顧客の反応をログで確認でき、提案の効果を計測することが可能です。 顧客にとって魅力的な提案であれば、意欲的に提案内容を視聴してもらえるでしょう。さらに、過去の提案のログも蓄積されていくので、良い提案や悪い提案を振り返りながらPDCAサイクルを回すことで、受注率を向上させることができるのです。これは、デジタルセールスルーム(DSR)を導入するメリットのひとつと言えます。

openpageの導入企業であるSALES ASSET様は、デジタルセールスルーム(DSR)を活用したPDCAサイクルによって受注率を飛躍的に上げることに成功しています。 https://www.openpage.jp/case/case014-salesasset

また、デジタルセールスルーム(DSR)では顧客ごとに専用のページを作成し、その中でカスタマイズされた個別の提案を渡すことができます。そのため顧客体験が向上し、受注率アップにつながるのです。これもデジタルセールスルーム(DSR)導入のメリットと言えるでしょう。

SALES ASSET様の事例では、デジタルセールスルーム(DSR)のページの中で顧客の課題や組織体制、目的や戦略などを深くヒアリングし、その内容をページ内に言語化しています。 このように、深い顧客理解のもとで提案を組み立てることで、顧客の信頼を獲得し受注につなげているのです。従来のPowerPointをPDFにして提案書で渡す体験と比べても、デジタルセールスルーム(DSR)を用いたほうが情報量が豊富になります。

ヒアリング内容や提案、依頼しているタスクなどの情報がデータとして綺麗に残り、一元管理されて振り返りやすいのもデジタルセールスルーム(DSR)の特長です。こうした点が、顧客の検討意欲を高め、受注につながりやすい提案の実現に寄与しているのです。デジタルセールスルーム(DSR)にはこのような導入メリットがあるのです。

デジタルセールスルーム(DSR)の導入メリット②取引単価の拡大

デジタルセールスルーム(DSR)のもうひとつの大きなメリットが、提案を1回限りではなくページに蓄積して積み上げられる点です。これもデジタルセールスルーム(DSR)を導入するメリットのひとつです。 過去の商談でのヒアリングやディスカッションの内容を双方で振り返りながら認識をすり合わせ、取引を進めていくことで、より深い取引に拡大していくことが可能になります。

実際にopenpageが取引しているオムロンヘルスケア様とは、過去に20回以上の商談を重ねており、デジタルセールスルーム(DSR)を通じて、役職者のこれまでの経験や会社組織の状況、注力する全社戦略など様々な情報を認識合わせしています。

そのうえで具体的にどんな取り組みを進めていくか議論するので、提案内容は表面的ではなく深く本質的なものになっていきます。このように提案力が深まるほど、顧客の組織を動かす力が宿り、取引が具体的に動いていくのです。デジタルセールスルーム(DSR)を導入すれば、このようなメリットを得ることができます。

openpage自身の事例でも、キヤノンマーケティングジャパン様とはデジタルセールスルーム(DSR)を通じて議論を重ね、最終的に資本提携をするまでに至っています。

キヤノンマーケティングジャパン社とopenpageの資本業務提携

大きな取引を作るためには信用の積み上げが重要であり、いかに本音で顧客の課題解決に向けてコミュニケーションを深めていけるかが肝要です。デジタルセールスルーム(DSR)を使いこなせば、顧客についての理解度は飛躍的に高まり、提案内容が磨き込まれることで取引単価の向上につながっていくのです。これもデジタルセールスルーム(DSR)導入によるメリットのひとつと言えるでしょう。

デジタルセールスルーム(DSR)の導入メリット③商談リードタイムの短縮

デジタルセールスルーム(DSR)のもうひとつの特長は、関係者全員が同じページを見返すことで提案内容を共有できる点です。 DSRで作成したページを参照すればするほど、顧客の中での納得感は上がり、言語化能力が高まります。その結果、社内で企画や推進をする際の精度が向上するのです。 こうした効果により、商談がまとまりやすくなり、受注までのリードタイムを短縮することが可能になります。これもデジタルセールスルーム(DSR)を導入するメリットと言えます。

openpageでは、通常6ヶ月近くかかる大手企業との商談を、わずか3週間で受注に至った事例があります。 これは、顧客側の組織や意思決定者の情報をヒアリングしながら、営業担当者と顧客側担当者とが共同で社内説明用のロジックを作成し、スピーディーに顧客側の社内企画や稟議を手助けしたことが奏功したのです。

デジタルセールスルーム(DSR)を活用して顧客の言語化やロジック構築、企画立案の段取り整理などを一緒に手助けする取り組みは「バイヤーイネーブルメント」とも呼ばれます。顧客の意思決定スピードを上げるうえで、DSRは大変強力なツールとなるのです。商談リードタイムの短縮というメリットも、デジタルセールスルーム(DSR)導入を検討する大きな理由のひとつでしょう。

デジタルセールスルーム(DSR)の導入メリット④営業組織の型化

デジタルセールスルーム(DSR)で提案を作り込むほど、そのログはどんどん蓄積されていきます。どの会社にどんな提案をし、いい反応だったのか悪い反応だったのかが可視化されるようになるのです。 こうしたデータを分析しながら、営業商談の段取りや顧客フォローのコミュニケーションをデジタルセールスルーム(DSR)で標準化していくことで、営業組織全体の型化が可能になります。これもデジタルセールスルーム(DSR)導入のメリットのひとつと言えます。

openpageには、商談でのヒアリングやクロージングの表現、顧客フォローのタスクや提供資料などをテンプレートとしてまとめる機能があります。 どの営業担当者であっても、同じテンプレートを使えば、営業の商談準備から当日の商談、その後のフォローまで一貫して型にはまった営業アプローチができるようになるのです。

openpageは大手企業での導入も進んでいますが、こうしたデジタルセールスルーム(DSR)の型化機能を活用し、入社したての営業パーソンでも活躍できる体制づくりに投資している企業も数多くあります。デジタルセールスルーム(DSR)にはこのような導入メリットがあるのです。

openpageはセレブリックス様やスマートキャンプ様など数十社の営業支援会社にも導入されており、セレブリックス様とはアライアンスを組んで共同で営業の型化支援も行っています。 最近は営業DXやセールスイネーブルメントの取り組みとしてデジタルセールスルーム(DSR)の導入に関する問い合わせも増えてきており、ぜひ検討してみる価値は大いにあるでしょう。デジタルセールスルーム(DSR)の導入メリットに興味を持たれた方は、ぜひ一度問い合わせてみてください。

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デジタルセールスルーム(DSR)の導入メリット⑤セールスイネーブルメント

デジタルセールスルーム(DSR)は、セールスイネーブルメントの文脈でも用いられるようになっています。 セールスイネーブルメントとは、SFA(営業支援システム)で顧客との商談フェーズ管理をしたのち、そのフェーズを前に進めるために必要な営業スキルの能力開発をする取り組みのことです。 具体的には、商談のトークスクリプトやドキュメント、研修などを整備しながら、より実践的で細やかな営業ノウハウを営業組織にインストールし、営業担当者のレベルアップを図ります。

デジタルセールスルーム(DSR)を用いれば、各フェーズに対応したトークスクリプトやドキュメントなどを一元管理し、実際の商談で活用することで、実践的なセールスイネーブルメントを実現できるのです。これもデジタルセールスルーム(DSR)導入のメリットのひとつです。

最近はSFAとDSRを組み合わせて活用する企業も増えてきています。SFAで営業情報の基盤を整備したのち、SFAで把握した顧客のフェーズに合わせて、デジタルセールスルーム(DSR)で具体的な提案内容を作り込んでいく、といった使い方ができるようになります。 こうすることで、営業担当者がどのフェーズを得意としていて、どこが苦手なのかをモニタリングしながら、デジタルセールスルーム(DSR)を通じて営業成功のイメージを具体的に共有することが可能になるのです。セールスイネーブルメントの実現も、デジタルセールスルーム(DSR)導入の大きなメリットと言えるでしょう。

デジタルセールスルーム(DSR)の導入メリット⑥営業準備/営業報告の効率化

デジタルセールスルーム(DSR)では、営業商談でどのような構成で話をするのか、どの資料を使うのか、商談後にどのようなフォローをするのかといった営業活動の諸要素をテンプレート化し、効率的に呼び出すことができます。 こうすることで、営業の商談準備にかかる手間を大幅に削減できますし、顧客体験を損なうことなく、むしろ良質な体験を提供できるようになります。 PowerPointの操作と比べても、openpageの操作性ははるかに優しいので、ITスキルに乏しい営業組織であってもスムーズに活用できるでしょう。これもデジタルセールスルーム(DSR)を導入するメリットのひとつです。

デジタルセールスルーム(DSR)を導入すれば、営業の準備作業だけでなく、報告・情報共有業務も劇的に効率化できます。これもデジタルセールスルーム(DSR)導入の大きなメリットと言えます。 顧客にどのような提案をしたのか、次にどんなアクションを起こそうとしているのかといった情報がDSR上にデータとして蓄積されていくので、わざわざSFAに手入力でログを残さなくても顧客情報がどんどん溜まっていくのです。 DSRの情報をベースに社内共有をすれば、単に直近の動きだけでなく、過去の商談ごとの状況まで含めて、より具体的な顧客の状況を報告できるようになります。デジタルセールスルーム(DSR)にはこのような導入メリットがあるのです。

デジタルセールスルーム(DSR)の導入メリット⑦顧客との関係強化

こうした顧客情報の共有は、社内だけでなく、お客様に対しても行うことができます。 デジタルセールスルーム(DSR)で作成したお客様専用ページの中身を見れば、時系列でどのような提案をしてきたのか、日時情報とセットで振り返ることが可能です。 そのうえで、今回の商談の内容や、この先の取り組みについてディスカッションをするので、顧客との対話は双方向でオープンな情報をベースにしたものへと変わっていきます。 表面的な会話ではなく、顧客の実情にもとづいたより深い議論ができるようになるのです。これもデジタルセールスルーム(DSR)導入のメリットのひとつと言えるでしょう。

デジタルセールスルーム(DSR)を通じて顧客との関係性が深まれば、顧客はもはや単なる提案先というよりは、共に課題解決に取り組むパートナーのような存在になっていきます。 openpageのデジタルセールスルーム(DSR)は、もともとはカスタマーサクセスと呼ばれる、契約後の関係強化のために生まれたプロダクトです。そのため受注だけでなく、その後の関係構築においてもDSRの活用をおすすめしています。 カスタマーサクセスについては、openpageの代表取締役である藤島誓也が執筆した著書「実践カスタマーサクセス(日経BP)」にも詳しく書かれているので、こちらもあわせて参考にしていただければと思います。

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まとめ

以上、デジタルセールスルーム(DSR)の7つの導入メリットについて詳しく解説してきました。 デジタルセールスルーム(DSR)は、営業が顧客にデジタル上で提案するための新しいセールステックであり、導入によって様々なメリットが得られます。 

openpageは、日本国内の多くの企業に導入されている代表的なデジタルセールスルーム(DSR)サービスです。数多くの企業と取り組んできた経験によって培われた導入ノウハウがあるので、御社の状況に合わせた最適な活用方法をご提案することが可能です。

デジタルセールスルーム(DSR)の活用にご興味をお持ちの方は、まずはopenpageの資料からその概要を掴んでみてはいかがでしょうか。資料は無料でダウンロードできますので、導入検討の第一歩としてご請求いただければと思います。

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