SFAの運用失敗を防ぐ!デジタルセールスルームとの連携で営業活動を変革

  • 公開日:2024年12月13日(金)

営業活動のデジタル化が進む中、多くの企業がSFA(営業支援システム)を導入しています。SFAは、営業プロセスの可視化や商談情報の一元管理により、営業活動の効率化を促進するツールとして期待されています。しかし、せっかく導入したSFAが十分に活用されず、運用に失敗してしまうケースが少なくありません。その原因は、SFAが営業担当者の主観的な情報入力に依存しているからです。

SFAの限界

SFAは、営業担当者が商談の進捗状況を入力・管理するためのツールです。営業プロセスの各段階で、営業担当者が顧客との商談内容や次の行動予定などを入力することで、商談の進捗状況を可視化することができます。しかし、この仕組みには大きな落とし穴があります。

それは、SFAが営業担当者の自主的な情報入力に依存しているという点です。営業担当者が情報を入力しなければ、実際の商談状況が可視化されません。また、入力された情報も営業担当者の主観に基づくものであるため、実態とのずれが生じやすく、場合によっては嘘の報告もできてしまいます。

こうした問題から、SFAの運用が形骸化し、せっかく導入したシステムが有効活用されないという事態に陥ります。営業マネージャーは、SFAのデータを見ても、具体的な打ち手が見えず、結局は営業担当者の気合と根性に頼らざるを得なくなってしまうのです。

デジタルセールスルームとの連携

この問題を解決するのが、デジタルセールスルーム(DSR)です。DSRは、営業担当者が顧客に対して行う提案を、デジタル上のサイトに集約するシステムです。営業担当者がDSRで作成した提案資料やコンテンツは、そのまま顧客に共有され、顧客の閲覧状況もデータとして蓄積されます。

つまり、DSRを活用することで、営業活動の実態を客観的に把握することができるのです。営業マネージャーは、DSRのデータを見ることで、どのような提案が行われ、顧客がどのように反応したかを知ることができます。顧客の行動データに基づいて、提案内容の改善点や次のアクションを検討できるようになります。

SFAとDSRの相乗効果

SFAとDSRを連携させることで、両者の強みを活かした営業活動が可能になります。SFAで商談の進捗状況を管理しつつ、DSRで具体的な提案内容やネクストアクションを可視化するのです。

例えば、SFAで商談の歩留まりが低いことがわかったら、DSRを確認して、どのような提案が不十分だったのかを分析します。そして、営業マネージャーが「次回はこの点を強化して提案しよう」と具体的な指示を出せば、営業担当者はDSRですぐに実行に移すことができます。顧客の反応も逐一チェックでき、PDCAサイクルを素早く回すことが可能です。

さらに、DSRを活用することで、営業担当者の提案力や商談スキルの向上も期待できます。優れた提案事例をDSR上で共有し、営業担当者同士で学び合う文化を作ることで、チーム全体のレベルアップにつなげられるでしょう。

まとめ

SFAの運用失敗を防ぐには、営業活動の実態を客観的に把握することが重要です。そのためには、SFAとDSRを連携させ、データドリブンな営業活動を実現することが求められます。主観的な情報に頼るのではなく、顧客の反応データに基づいて意思決定を行う。それが、これからの営業活動に必要なマインドセットなのです。

営業活動のデジタル化は、もはや避けては通れない道のりです。SFAとDSRを効果的に組み合わせることで、営業活動の生産性を飛躍的に高めることができるでしょう。顧客との信頼関係を築き、Win-Winの関係を構築する。そんな営業活動を実現するために、SFAとDSRを味方につけてみてはいかがでしょうか。

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