効率化の影で失われゆく、営業の「人間味」

かつて営業といえば、face to faceでの関係構築が何より大切だと言われてきました。お客様の表情を見ながら、言葉の端々に込められた想いを汲み取る。一緒に悩み、時には笑顔を交わし合う。そうした営業担当者とお客様との信頼関係こそが、ビジネスを支える大きな力だったのです。

しかし、デジタル化の波はビジネスのあり方をも大きく変えつつあります。対面での商談は減少の一途を辿り、オンラインでのやりとりが主流となりつつあります。効率を追求するあまり、ともすれば人間的な温かみが失われがちです。

もちろん、効率化自体は喜ばしいことです。無駄な作業が減れば、より本質的な活動に時間を使えるようになるでしょう。しかし、だからこそ問わなければならない。私たちは営業というプロフェッションに何を求めているのだろうか、と。

単なる商品やサービスの販売だけが営業の役割なのでしょうか。もしそうだとしたら、効率化の果てに営業の仕事そのものが無くなってしまうかもしれません。AIやロボットに任せればいい、なんて声も聞こえてきそうです。

でも、本当にそれでいいのでしょうか。営業という仕事には、もっと尊い価値があるはずです。人と人とをつなぎ、ビジネスにかかわるすべての人の幸せを追求すること。それこそが、営業の真の使命なのではないでしょうか。

顧客起点に立ち返ること。それが、openpageのミッション

こうした問題意識から生まれたのが、デジタルセールスプラットフォームの「openpage」です。私たちは、デジタル技術の力を借りながら、営業本来の人間味を取り戻すことを目指しています。

その鍵となるのが、「顧客起点」への回帰です。営業活動のあらゆる場面で、常にお客様の立場に立って考える。それがopenpageの基本的な姿勢です。

具体的には、お客様の購買プロセスに寄り添うことから始まります。ただ単に商品の説明をするのではなく、お客様の抱える課題は何か、どんな不安を感じているのかを理解することに注力します。そのうえで、適切なタイミングで適切な情報を提供し、意思決定をサポートしていく。これが、openpageの提唱する「バイヤーエンゲージメント」の考え方です。

お客様との対話の中で、共感を育んでいく。デジタルツールを活用しながらも、リアルなコミュニケーションを大切にする。face to faceでなくても、心と心の触れ合いは可能なのです。

ナレッジの蓄積と継承。営業力の「見える化」を実現

さらにopenpageは、営業活動で得られた知見を組織全体の力に変えることも視野に入れています。日々の商談から得られる気づきを記録し、共有する。優れた営業手法を可視化し、全社的な営業力の底上げを図る。そんな「営業ナレッジマネジメント」の実践も、openpageの大きな特徴です。

ベテラン営業の勘と経験は、これまで属人的なスキルとして扱われがちでした。しかし、openpageを活用することで、そうした暗黙知を形式知に変え、誰もがアクセス可能な共有財産として活用することができるのです。

新人営業の教育はもちろん、中堅やベテランの学び直しにも効果を発揮します。現場の最前線で得られた生きた知識は、会社全体を強くする源泉になるでしょう。顧客との信頼関係を育む営業力は、もはや個人の力ではなく、組織の力として捉え直すことが可能になるのです。

デジタルシフトは脅威ではない。「真の営業力」を発揮するチャンスだ

こうして見ると、営業をとりまくデジタルシフトは、もはや脅威などではありません。むしろ、営業という仕事の本質的価値を再確認し、「真の営業力」を発揮するための絶好のチャンスだと言えるでしょう。

効率化の恩恵を活かしながら、なおかつ人間的な温かみを失わないこと。お客様との信頼関係を何より大切にしながら、組織としての営業力も高めていくこと。openpageは、そんな営業の理想郷の実現を支援するプラットフォームでありたいと考えています。

未来の営業は、もっと創造的で、もっとワクワクするものになるはずです。データとテクノロジーを縦横無尽に活用しながら、常に人間性を失わない。機械にはできない仕事を、誇りと情熱を持って遂行する。そんな未来を、openpageは心から願っています。

だからこそ、私たちに共感し、一緒に挑戦してくれる仲間を求めています。デジタル時代における「営業の新しいカタチ」を、openpageと一緒に作っていきませんか。営業という仕事の新しい地平を、力を合わせて切り拓いていきましょう。

人と人とが心を通わせる喜びを、営業の現場から。

私たちが目指すのは、単なるツールの提供者ではありません。営業というプロフェッションに新しい光を当て、その魅力を余すことなく伝えたい。デジタル時代にこそ問い直されるべき「人と人とのつながりの尊さ」を、営業の現場から発信し続けたい。そんな思いを胸に、openpageは歩みを進めています。

ビジネスの根幹は「人と人とのつながり」です。一人ひとりのお客様との出会いを大切にする。信頼で結ばれた絆を何より重んじる。デジタル社会だからこそ、そうした原点に立ち返ることが求められているのです。

openpageは、営業の現場で悩み、努力を重ねるすべての人たちを応援します。テクノロジーの力を借りて、「人の力」をもっと引き出すお手伝いをします。心と心が響き合う瞬間を、もっと身近なものにしていきます。

デジタルの波に飲み込まれるのではなく、その力を活用しながら「人間らしさ」を追求する。顧客と向き合う営業の最前線から、ビジネスのこれからを切り拓く。openpageは、そんな野望を抱いています。

志を同じくする皆さんと手を携えて、営業の新しい時代を作っていきたい。それが、営業革新のプラットフォームを目指すopenpageの、変わらぬ思いなのです。